2011年12月29日木曜日

◆目標のジャンルを絞ると勉強方法は変わる・・

「英語をペラペラに話せるようになりたい」と、誰でも思っています。

しかしそうなるためにはどうやって勉強し、どこまでやればそうなれるので
しょうか?とても即答できませんね。

ペラペラ・・を目標にしてしまうとあまりにも漠然としていて、到達方法が
まったく見当がつきません。とにかく海外へ行って、英語漬けにならないと
なれないのでは・・みたいな感じですね。

■具体的目標のない英語勉強のイメージ
何か、広い砂漠の中を小さな蟻一匹が、ふらふらと右へ行ったり左へ行き
ながら、オアシスを求めているようなイメージになってしまいます。

あるいは、ゴールのないマラソンをひたすら耐えながら走っているようなイ
メージで、今どのあたりを走っているのかがまったくわからない・・という
シーンを思い描いてしまいます。

これでは絶対に続かないでしょうね。必ず途中で飽きてしまい、脱落してし
まうのは目に見えています。

ですから遠くのゴールを見て勉強するのではなく、細分化した目標を設定し
て、1つずつ達成して積み上げていくというのが良いと思います。わたしは
最終目標までを10段の階段でイメージして、まずはその1段目を目標に
勉強することにしました。

■第1段目の目標
わたしがまず最初にやりたかったのは海外旅行でした。
一人で海外へ旅行し、自分の思うように行動したいと思っていました。

海外の様々なところへ行き、文化を感じ、海外の人と会話をして、その人達
と友だちになりたいと考えていました。

ですからまず第1に達成させたい目標は、
海外で一人で行動できるくらいの英語力をつける
ということにしました。

それをもっと具体的に書くと、
  ①外国の航空会社の飛行機中で、食事や飲み物のオーダーができる
  ②タクシーや列車の切符を買い、車内での会話ができる
  ③通関で聞かれた時には、返答ができる
  ④ホテルの予約とチェックイン、チェックアウトができる
  ⑤買い物でいろいろと質問や値下げ交渉ができる
  ⑥道を尋ねたり教えたりすることができる
  ⑦場所/時間/行き方などを尋ねることができる
  ⑧人に話しかけたり、話しかけられて返答することができる
                   ・
                   ・
というように定めました。そしてその1つ1つの場面を思い描きながら、
各シーンで必要となるような会話例、基本文を勉強していきました。

■具体的に目標を定めた勉強方法は
ターゲットなしにただ英語ができるようになりたい・・という場合の勉強の対象
範囲を仮に100%とすると、

わたしの第1段目の目標である「海外旅行の部分」は、せいぜい全体の5%
程度までのウェートではないかと思います。

これだけターゲットが狭められたのであれば、自分で勉強したことが目標の
どの当たりまできたのかがわかります。ゴールを目の前に見て、一歩一歩
近づいていることを感じながら勉強することができます。

さらにその中で勉強した「場所/時間/方法/・・」などを尋ねる部分は、
全てのジャンルに共通です。ただフレーズの部分が異なるだけなですね。

従って次のステップ(第2段目の目標)へ進んだときには、共通部分は、か
なりの部分がすでにできていることになります。

共通部分と各ジャンル毎の専用部分とを、分けて意識しながら勉強すれば
良いのです。

■メモノートを作る
そしてそれを効率良く覚えるためには、ミニノートを活用しました。
具体的な会話例をまとめ、それを持ち運びが簡単なミニノートに書いておき、
いつでもポケットに入れておくようにしました。

そしてすき間時間に引っ張り出してサッと眺めて、少しずつ覚えていくように
したのです。

海外へ行ったときにも、ポケットにはいつでもミニノートを忍ばせておき、
言いたいことが思い出せないときは、すぐにポケットから取り出してそれを
見ながら相手に言いたいことを伝えたりもしました。

1.目標をより具体的に絞る
        ↓
2.会話例、基本文、フレーズをまとめる
        ↓
3.自分用メモノートに書き込む
        ↓
4.いつも持ち歩く
        ↓
5.すき間時間に復習する(見ながら相手に言いたいことを言う)

■勉強方法が変わり集中できるように
当面の目標が明確となったので、勉強すべきことは全てその一点に関連する
ものだけをしっかりやるということになり、勉強の範囲が非常にシンプルに
なりました。

それ以外のジャンルの英語は、その時点では積極的にやる必要はありません。
それ以外で必要となるような単語も、まずは覚える必要もありません。

ですからすごく集中して勉強することができるようになり、やった分だけ自信に
なっていったように思います。おかげで比較的短期間で第1の目標は達成でき
ました。

目標の細分化 というのは、とても大事なことですね。
 

2011年12月25日日曜日

◆英語が得意になり易い人はどんな人?

あるサイトに「語学が得意になりうる人にはある傾向がある」と書かれていました。
ある大学の先生が30年以上の英語教育を通して、感じてきたことのようです。

■英語が得意になり易い人は・・
1)興味・関心が広い人
    いろいろなことに関心があり、知りたいと思っている人。

2)考え方がオープンで柔軟な人
    自分の知らなかった新しいことに出合ったときに、「こんな考え方もあるんだな」
    「こういう見方もあるんだな」とそれを受け入れることができる人。

3)外国人とコミュニケーションできることに喜びを感じる人
    海外へ行ったときに日本語が通じるところだけを選ぶのではなく、積極的に
    ローカルの店などへ行き、その土地の人達と話をしてみたいと思うような人。

と書いてありました。

■自分の場合は・・
そして今の自分はどうなのかと考えてみたら、他の人はどう見るかわかりませんが、
自分では3つとも当てはまっているなと思います。

しかし、それは今、海外に行っていろいろ経験し、英語が話せるようになったので
そのように思えるようになったのだと思います。

英語が話せなかった40代の頃は、そうではありませんでした。
少なくとも「外国人と話せたらいいなあ」とは思っていましたが、外国人が道を尋
ねようとして自分の方に歩いてきたら、さっと別の方向へ小走りに遠ざかろうとする
ような状態でした。

■転機は・・
結局、どこから変わったのかというと、やはり仕事の関係でベトナムへ行くことに
なったときが、転機だったと思います。つまり「もう自分は英語をやるには遅すぎる」
とあきらめていたときに、「何としてもやれるところまでやってみるしかない」と心が
定まってから、気持も変化していきました。


そしてあらためて中学英語の復習から始め、朝の5分間の基本文音読から少しずつ、
本当の意味で英語が身についていったように思います。

嫌でも英語を話さないといけない環境があったせいで、話すのが苦手とか嫌だとか
言ってられなくて、とにかくやるしかなかったのです。

■当時のレベルは・・
当時は最初の5分間は勢いよく話をして、もうそのあとは「今日は話すぞ!」エネル
ギーが底をつき、無言状態になったものでした。今日は「道路のことについて聞こう」
とか、「食事のことについて聞こう」などと、よく質問を用意していったものでした。

それを繰り返すことで5分が10分、10分が15分となっていき、現地のいろいろな
ことが聞けるようになっていきました。それからです。
「英語でコミニュケーションできることは本当に楽しいなあ!」
と感じれるようになったのは。

■ポイントは・・
つまり、最初に書いた3つの条件に今合致していなくとも、自分のこれからのやり方
で変えていくことができるのだと思っています。

ポイントは「楽しさを感じれるようになること」ですね。問題は、
    ・そのときまで続けることができるかということと、
    ・その場面に正面から向かう積極性があるか
ということだと思います。

どうやったら早く「楽しいなぁ!」と感じれるようになるのでしょうね。
わたしは気楽に英語で話せる友人や先生を持つ・・というのが、一番の近道だと
思うのですが・・。
 

2011年12月21日水曜日

◆素早く返答できるスピーキングのコツ。3パート方式

基本文を覚えることは大事ですが、それだけでは応用力が育ちません。
基本文の各エッセンス単位で覚え、それを素早く選択し組み合わせて言いたい文
を作成する練習が重要です。

もう少し具体的に言うと、1つの文を3つくらいのパートに分けてそれぞれを覚え、
必要なときに第1パートから第2、第3と素早くつなげて、結果としてスムーズに英
文を話した・・とするやり方です。

3パート作文の例
まだわかりにくいと思いますので、例を上げます。
例えば明日の夜にレストランの予約をしたいため、電話を掛けたとします。
電話では次のような文を話します。

  I would like to make a reservation for tomorrow night.
  わたしは明日の夜の予約をしたいです

この文をその場で素早く作る手順としては、
  I would like to / make a reservation / for tomorrow night.

  ①適切な文型を選ぶ           : 「~したい  」なので「I would like to」
  ②言いたいフレーズを決める: 「予約する  」なので「make a reservation」
  ③目的語/時/場所の表現: 「明日の夜の」なので「for tomorrow night」

というように、文を分割して素早く作るということです。

自分では「3パート・スピーキング」と言っていますが・・。
とにかく相手の質問に対して、素早く「文型」+「フレーズ」+「補足」の流れで文を
つくりながら同時に返答します。

会話はスピードが大事
会話というのはキャッチボールなので、素早く返球することが必要です。
ところがある人に言わせるとキャッチボールではなく、テニスのラリーだと言ってい
ます。来たボールを素早く打ち返す必要があるというのですね。

タイミング良く素早く打ち返すためには、単純なセンテンスで早く力強く返すのがい
いですね。技術が上がってくれば、さらに表現力を高めた言い方をすればよいでし
ょう。

3パートスピーキングの利点
このやり方の利点ですが、すごく作文の手順がシンプルになり、応用力が拡大する
ということです。
  ・第1パート: ある限られた数の文型を覚えてしまえばいいです。
  ・第2パート: フレーズの数は限りなく多いですが、まずは自分の目標とするジャ
                   ンルのものだけを順に覚えていきます。
  ・第3パート: 副詞/時・場所の表現もある限られた数のものを覚えてしまえば
                   いいです。

単純に言うと、第1・3パートはある数を一気に覚えてしまえば、あとは第のフレーズ
だけに焦点を絞り、コツコツと積み上げていけば良いのです。

単語の覚え方も・・
更に言うならば、単語で覚えるのではなく、必ずフレーズで覚えるようにします。なぜ
かというと、フレーズで覚えた方が数段覚えやすく、すぐに実戦で使えるからです。

第1と第3は覚えてしまっているので、第2パートのフレーズだけを新しく覚えたもの
に替えれば、即、新しい文章になるのです。

英語はまずは「早い・易い・うまい」ではありませんが、
シンプル」「覚えやすい」「スピード
で取り組むのが大事ですね!
 

2011年12月18日日曜日

◆英語習得のために欠かせない大事なこと

英語を習得する上で3つの大事なことがあります。
意志」「英語環境」「実戦の場」です。


■意思
願望が叶えられるのは、本人に強い「欲求」、「意志」があるときです。
強く望み絶対に成し遂げようという「意思」がなければなりません。
そしてより確実に実現するために、具体的な「目的」「目標」「計画」が必要です。

■英語環境
先の記事で説明した通りです。
英語環境の中でしっかりと英語を浴びて勉強続けると、「英語回路」ができていきます。
英語が聞こえるようになり、会話ができるようになります。

■実戦の場
先の2つも大事ですが、わたしはこの「実戦の場」が本当に重要なポイントと考えて
います。
なぜなら英語習得する上で最も大事なのは「継続」であり、
「継続」するために大きく影響することが、この「実戦の場」だからです。

■挫折する人
途中で挫折する人のほとんどは、明確な目標がない中で勉強を続け、
やった成果がわからないためモチベーションダウンして、止めてしまいます。
努力の結果が確認できないということは、苦しいだけで楽しくないからです。
まるでゴールのないマラソンを、ひたすら耐えながら重い足を引きずり走っている
ようなものです。

■どうやれば楽しいのか?
ポイントは2つと思っています。

◇まず一つ目です。
「学ぶ目的」を明確にして、自分の向かうべき分野をはっきりさせます。
それにより学ぶ対象を絞るわけです。
さらにそのゴールまでの道のりをいくつかに細分化します。
そしてそれぞれを勉強するための小グループに、さらに細分化します。
つまりゴールをはっきりさせ、到達するためにやるべきことを細分化し、1つ1つ
達成させながら「目標まであと何歩」とかく認しながら進めていくということです。
小さな達成感を感じながら、勉強を続けていくことができます。

◇二つ目です。
「実戦の場」をつくることです。
実際に別の人と英語で話をして自分のレベルをかく認し、さらに会話の中で楽しいと
か、うまく言えずに口惜しいと感じることが一番大事です。
そのことにより「楽しかったから続けよう」「口惜しかったからもっと勉強しよう」
「勉強したからうまく話せた~楽しい!」と続いていきます。
この実戦を継続することにより、モチベーションを保ち続けることができるのです。

「そうは言っても、すぐにネイティブの人を見つけて会話するのはむずかしいです」
「そうですよね。東京などの都会以外ではネイティブの人は少ないので、英会話学校
にいくしかないですよね」

いいえ、その気になればいろいろとやり方があります。
英語学校はもちろんですが、英語カフェ、ソーシャルネットワークで英語でチャット、
ツィッターで英語で投稿するとか・・・。

わたしのお薦めはskypeを使ってのオンライン英会話です。
良い先生を見つけて楽しく会話をしながら、少しずつ会話力を上げていくことができ
ます。
月に3,000~5,000円くらいでできますので、本当にリーズナブルです。
昔では考えられないほど、素晴らしい環境になったなぁと感じています。

☆オンライン英会話のことについては、こちらのサイトに詳しく書いてあります。
   よろしければ、ご確認下さい。
   skypeで英会話を習得 オンラインで英会話を楽しもう!
 

2011年12月14日水曜日

◆英語環境作り、英語を四六時中浴びるその効果は

英語環境の作り方を話す前に大事なことを一言。

聞く」ということは蓄積すること・・だということです。

テレビでなどでよくCMソングが流れていて、覚えるつもりがないのに自然と
覚えてしまうことがよくありますよね。

あれと同じなのです。覚えようとしなくても聞き続けていれば、蓄積されてい
くのです。無意識のレベルでは、しっかりと記憶されていっているのです。

本人に自覚はなくても。

この無意識を活かすやり方が「英語環境に浸って浴びるということ」なのです。


英語環境はこうやって作る
-------------------------------------------------------
英語が聞こえるようになるためには、
・発音できる単語/フレーズが増える必要があり、
・あるレベル以上の回数、それを聞く(浴びる)必要があります。
その結果、飽和点を超えると突然聞こえるようになるのです。
-------------------------------------------------------
・・と前回書きました。

つまり、
  ①単語やフレーズをコツコツと勉強し、英語の基礎能力を拡大する
  ②とにかく多くの時間英語に浸る(聞く)
の2つを行うということです。


■基礎能力の拡大
①については、英語をものにしたいと考えている人は、正に実施していること
と思います。

それをより効率的に進めていくために、隙間時間を利用して気楽に取り組もう
とのことで、次のやり方を紹介しました。

  ・ウォーキングや通勤時間帯を英語勉強タイムにする
  ・会社でPC操作の際、英単語を使用する
  ・オンライン英会話をする
  ・日本のWeb新聞の英語版を読む

そして今日は②のためのやり方について、ご紹介したいと思います。

とにかく一旦やると決めたら、徹底してやりましょう。
その方が心が定まり集中して取り組むことができますので。


■英語を多く浴びるには
実は私達は毎日、日本語をこれでもか・・と浴びています。自然に浴びてしま
う環境にいるからです。ここの部分を変えていく必要があるということです。

その中で人に迷惑をかけることのない、自分だけの判断で変えることができる
部分の全てを、英語環境に変えていきます。

例えば、

◇朝自宅~:
  ・目覚ましはベルですか? → ラジオ英語ニュース/CD英語音楽にする
  ・食事の時TV見ますか? → 英語TVニュース
  ・トイレではどうですか? → ドアの内側に基本構文/1分間スピーチを
                              貼り、音読をする
  ・通勤のとき       → 車、バス、電車の車内で英語CDを聞く

◇会社で:
  ・スケジュール、メモ  → 英語で書く(間違っても良い)
  ・ファイル、フォルダ名 → 英単語に少しずつ変更していく
  ・書類に出てくる単語  → 英語で言ってみる(いくつかピックアップして)
  ・メール        →【毎日1分!英字新聞】などのメルマガを読む

◇昼休み:
  ・何をしてますか?  → 英語音楽を聴き、リラックス
  ・会議中       → 感じたことをこっそり英文で書いてみる
  ・メール       → 海外の友人に英文メールを出す
                          (Facebookで友人を作る)
  ・適当なタイミングで → 今日出てきた英単語を復習

◇退社~:
  ・通勤(帰宅)のとき → 車、バス、電車の車内で英語CDを聞く
                          (できたらつぶやいてみる)
  ・食事の時      → 日本のTVニュースを英語音声で聞く
  ・お風呂、シャワー  → 防水ラジオ/CDで音楽やポッドキャスト・
                           ・・などを聞く
  ・映画鑑賞      → 好きな映画を英語音声、日本語字幕で見る
                           ときおり、日本語音声、英語字幕や英語音声、
                           英語字幕に切り換えて見る(気分転換)
  ・就寝時        → 英語ミュージックをスリープタイマーセット
                           して聞きながら眠る


・・どうでしょうか?
海外にいる場合なら普通の環境でしょうが、日本だったら「キチガイ」ですね。
とにかく四六時中、英語を浴びるようにするということです。


■英語を浴びることで期待するもの
勉強して英語を覚えるというよりは、英語環境の中に身を置いて、英語を身に
つけるための訓練をする・・という感じです。

言い方を変えると、意識的に勉強するというよりは、無意識に(潜在意識に)
英語を感じさせる(覚えてもらう)ということ。

意識的に勉強して基礎能力を拡大し、一方で英語環境に身をおいて潜在意識に
英語を聞き取る訓練を少しずつしてもらう・・ということですね。

こうやって続けることで、きっとあなたにもあるとき・・、変化が訪れるはずです!

継続」がポイントです。まずはできることからすぐにやってみましょう!
 

2011年12月11日日曜日

◆身の回りを英語環境にすることの重要な意味について

毎日、英語環境にどっぷり浸かることは、ものすごい効果があるということを
知っていますか?

実は英語環境を作ることには、ものすごい意味があることなのです。

前回は、できるだけ生活環境を英語環境化するということで、わたしが取り組
んでいる内容の一部を紹介しました。

  ・ウォーキングや通勤時間帯を英語勉強タイムにする
  ・会社でPC操作の際、英単語を使用する
  ・オンライン英会話をする
  ・日本のWeb新聞の英語版を読む

そして今回はそれ以外の英語環境作りのアイデア(続編)を書くつもりにして
いました。

■英語環境作りは重要なテーマ
しかし実はこのテーマは英会話を真剣に取り組み、何とかものにしたいと思っ
ている人にとって、非常に重要な要素を含んでいるのです。

そのため、もう少し掘り下げて書くことにしました。

つまり何が重要かということですが、要は
    「英会話ができるようになるか、ならないかが決まってしまう
ということです。

■英語環境からの大きな影響
以前、わたしが中国語が急に聞こえるようになったときのことを書きましたが、
そのときと同じ効果を起こすために、この環境作りがとても関係あるのです。
         3月23日 ”それ”はどのタイミングで起こったのか?
         3月24日 ”それ”はどうなって起こったのか?

  ・どっぷりとネイティブの環境に浸る
  ・最初はまったくわからない
              ↓
  ・自分で少しずつ継続して単語/フレーズを覚える
  ・その間もずっとネイティブの言語を聞き続ける
              ↓
  ・自分の基礎知識部分が、あるレベルに達する
  ・ネイティブ言語を聞き続けて脳内に蓄積された音が、あるレベルに達する
              ↓
  ◆急に言語が意味をもって聞こえるようになる。

という流れになるのです。

■飽和点を超えるということ
英会話ができるようになるためには、まずは
  ・聞こえる/意味がわかるようになる必要があります。

聞こえるようになるためには、
  ・発音できる単語/フレーズが増える必要があり、
  ・あるレベル以上の回数、それを聞く(浴びる)必要があります。

その結果、飽和点を超えると突然聞こえるようになるのです。

つまり、
  ・「発音できる=聞き取れる」ように、基礎を勉強し積み重ねること
  ・とにかく英語の音をシャワーのように浴びること
が大事なのです。

そのために毎日英語にできるだけ多く接触し、できるだけ多く浴びる(集中し
て聞くのだけではなく)必要があります。その蓄積量が早ければ、早くそのポ
イントに到達します。

■超えると階段的に1段アップ
そのポイントに到達してからは、どんどん英語が直接理解できるようになって
きますので、会話が楽しくなりスピーキングも急速に上達していきます。

英語は徐々に実力が上がっていくのではなく、何かがあって階段状にアップし
ていきます。本当はそうではないかも知れませんが、少なくとも自分の意識で
は途中まったく上達しているのがわからず、あるとき突然、階段状にアップす
るのです。


そういう訳ですので、次回からどうやって身の回りを限りなく英語環境に替え
ていくのかについて、改めて説明していきたいと思います。

2011年12月8日木曜日

◆英語力を伸ばす環境の作り方について

英語力が一番伸びるのは、英語環境で生活しているときとよく言われます。

そこで言われる英語環境とは、必然的に英語を使わなければならない環境の
ことを指しています。

海外の英語環境にいても、物品を購入するなどの最小限の時以外、英語を使
わないで生活するのであれば、まったく会話力は伸びません。

とにかく英語に多く触れる、そして使わなければならない環境に身を置く
いう必要があるということです。


■どうやれば?

それではどうやって英語環境を作れば良いのでしょうか?

東京などは別としても、私達の回りにはほとんど欧米人がいないのですから、
自分で工夫して作るしかありません。どのようにやれば良いと思いますか?

1つの意見ですが、
それは英語に触れられる学習メニューを自分で作り、自分の生活習慣の中に
組み込んでしまうのが良いと思っています。


■ある上級レベルの人の例

ここである一人の方の例を上げたいと思います。Webサイトに書かれていた
内容です。

---ここから----------------

参考までに、私の1日の学習メニューをお話します。

・ボキャブラリーの本で例文を聴いたうえで音読練習 20分
・無料の英語サイトを2~3つ選んで視聴 20~30分
・ツイッターで英語のつぶやき 10~20分
・朝日新聞と読売新聞のオンライン英語版で興味ある記事だけ拾い読み 5~10分

ざっとこんな感じで、1日1時間程度です。
・・・・
私は今は上級レベル、英語のためにお金をかけていません。

---ここまで----------------

1日1時間ですが、毎日このように改まって机で勉強するというのは、受験
生時代ならまったく問題ないでしょうが、社会に出て久しい状態の人には
なかなか続けるのがむずかしいと思います。

もしも自分がこのようなやり方でトライしたら、途中で挫折してしまうことは、
火を見るよりも明らかです。


■わたしのやり方

まずは「続けること」、「続けられるということ」が一番大事と考えています。
続かないと当然会話力がアップしないので。

ですから続けられるようにするためには、
大きな努力しなくてもできることを、少しずつ積み重ねる
いうのがポリシーです。

それで次のようなことをしています。

1)パソコン内のファイル名とフォルダ名を、一語ずつ英語にしていく。
    もしもわからないものが出てきたときは、辞書で調べてから英語にする。

2)とにかく1日1語を覚えていく。
    1週間で5語。毎日その週のものを復習(週5回チラ見)
    月末には4週間分(20語)をまとめて復習。

3)朝のウォーキングはリスニングの時間に。
    ウォーキングしながらmp3プレーヤーでSIM英語を聞く。

4)出勤、退社の通勤途上をリスニング/スピーキングの時間に。
    車を運転しながらピンズラー英語やシンプルパターン英語、瞬間英作文
    のCDを聞きながら、つぶやく。

5)エキストラ:オンライン英会話
    現在は週に2回、フィリピンの先生とオンライン英会話レッスンをして
    います。3ヶ月前まではRarejobで。今はhanasoでやっています。

6)今後の計画
    すこし気持にゆとりを持たせたいと思っていますので、上記のそれぞれ
    に、ときどき海外のミュージックを入れるつもりです。

まだまだいろんなやり方があるかと思います。皆さんもいろいろと工夫して、
素晴らしい英語環境作りをやってみてください。

2011年12月5日月曜日

◆オンライン英会話の先生がよく使うと選んだセンテンス

できるだけ効率良く使う訓練をするために、オンライン英会話の先生に、普段良く
使うセンテンスを選んでもらうことにしました。

とにかくよく使うセンテンスを10文くらい選んでもらい、それらについていろいろな
フレーズを入れ替えて、サッと使えるように訓練しようと考えたのです。

何もない中で、いきなりよく使うセンテンスを選んでくださいと言っても、スッと出て
来にくいだろうと思い、シンプルパターン英語の50の基本文を相手に先に伝えました。
そして、その中から特によく使う10基本文を選んでもらうようにお願いしました。


■先生の返答は、全てが

ところがよく使うものを選んで欲しいと話すと、もうほとんどの文が良く使う文ですよ
とのこと。せいぜい「formal」なものや「polite」な文が、少し使用頻度レベルが落ち
るだけです・・という程度でした。まずはほとんどが良く使う文のようです。

つまりこの50の基本文は、いずれにしろ甲乙がつかないほど良く使うものなので、
最終的には全てスムーズに使いこなせるようになるべきだということでした。


■強いて選ぶと

とは、言っても一遍に50文もできないので、特にその中で・・と言って選んくれる
ようお願いしました。それではその中で特によく使うものと言って、真っ先に選んでく
れた文が5つあります。それが次の文です。

06 I'd like to
15 Please
38 Is it possible to
45 Should I  ( I should / you should )
49 What would you  (like)

まあこの辺は、個人の好みが入っているように感じました。
そしてあまり使わないと言ったのが、次の文でした。

37 Have you got [N]?

これはなるほどと思いました。


■シンプルパターン英語の50基本文

01 Is there   ?
02 I'm ---
03 Are you ---?
04 It's
05 Where is
06 I'd like to
07 Can I
08 Sounds
09 Do you have
10 I won't

11 … , please
12 You are very
13 May I
14 I'm sorry  I
15 Please
16 Do you like
17 I need to
18 I'd like you to
19 Where can I
20 This is too

21 I think
22 Would you like
23 Could you …
24 I feel
25 Could I have
26 Tell me about
27 When will you
28 I'm
29 Let me
30 How did you

31 Where did you
32 My favorite ... Is ---
33 I'm afraid
34 Would you like to
35 When did you
36 He is
37 Have you got [N]?
38 Is it possible to
39 Here's
40 She is

41 Which is
42 … is ---
43 Do you know
44 I have
45 Should I
46 I can't
47 How do you
48 It's
49 What would you
50 You should

2011年12月2日金曜日

◆1分間スピーチの暗記と忘れ防止のやり方は・・

せっかく覚えた基本文や会話例、あなたはどうやって忘れないようにして
いますか?

わたしのように若い時期を過ぎてしまうと、覚えること以上に忘れないよう
にすることが、とても大変です。

おそらく若い人の3倍くらいは復習を繰り返さないと、あっと言う間に遠く
のかなたに消えてしまいます。

せっかく覚えたのに、いざ使おうとしたときに出てこないのでは、何のため
の努力だったのか・・となってしまいます。

そういうときは、とてもとても残念な気持になってしまいます。
(そういう気持の時に、すぐに復習をすると良いのですが・・)

そのため、絶対忘れないようにしたいものは、忘れないようにするための工夫
をする必要があります。

あなたはどんな工夫をしているでしょうか?

■忘れないための工夫
わたしの忘れないための工夫は、メモと隙間時間の活用です。
忘れたくないもの、例えば自分のいろいろなことを1分間スピーチで話せる
ようにしていますが、それを忘れないようにするために、次の写真のような
ブック形式メモを作っています。


そしてそれをいつでもポケットに入れておき、電車を待つとき、診察の順番
を待つとき、レジで精算順を待つとき・・などにちょこっと出して覗きます。

2~3分程度の隙間時間というのは結構あるものです。その時間を使って
メモにサッと目を通したり、小さな声でつぶやいて復習をするようにしてい
ます。

これを1ヶ月間も続けると、しっかりと頭の中に残るようになります。

■次のステップ
しっかりと頭に残ったあとは、今度は一切メモを見ないで、場面をイメージ
しながらスラスラスラと話せるように練習をします。

ちょっと長くお休みをすると、すぐにスラスラスラとは行かなくなってきま
すので、またまた上記復習を繰り返します。

以上がわたしの忘れ防止対策です。

文明の利器を使うのも良いですが、わたしはブック式メモが好きです。
手軽で製作単価も安いので、いつでもどこでも気兼ね無しに使えますので、
とても重宝しています。