2012年6月28日木曜日

◆ロールプレイトレーニングで会話力をアップ

相変わらずどうやったらスピーキング力を上げられるのか・・を考えています。
もうクセのようなものですね。何かないか・・何かないか・・状態です。

オンライン英会話レッスンをしていていつも感じるのは、リスニングの能力は少
しの期間英語から離れていても、あまりレベル低下を感じません。

しかしスピーキングはある程度の期間、会話がまったくないと、かなりのレベル
ダウンを感じるのです。

これはわたしだけでしょうか?

■レベルダウン
以前、すらすら話せていたような会話が、「あっ、これで良かったかなー?」と
迷うような状態になっていたり、構文がサッと出てこなかったりなどと、レベルが
落ちたようになります。

記憶の保持力が低下しているのは年齢のせいかも知れませんが、受身と能動
ではその衰え具合に差があるように思うのです。

受身(聞く方)はあまり衰えないけど、能動的なもの(話す方)は受身的な方より
かなり衰えが大きいように感じています。

■いつも思うこと
従って、いつも思うことは

課題1:会話力を上げて行きたい
課題2:現有能力の維持方法はどうやればいい?

と考えてしまうのです。

今までいろいろと考えてきた、現時点での自分の解答ですが、

■結論1
会話力を上げるには、
    ・使いこなせる基本文を増やす
    ・写真を使い英文で説明する練習をする
    ・ロールプレイ練習をする (CD/PC+自分一人)
    ・オンラインレッスンで実戦練習
です。

そして今日一番言いたかったことが、ロールプレイ練習が大事だと思う・・です。




■理由1
その理由ですが、まずは一人で十分な会話のキャッチボール練習をするというこ
とが、会話力アップの近道だと思うということです。

人は突然、反対側から歩いてきたネイティブに話しかけられたら、恐らく半分は
パニックになるのではないでしょうか。

一人で毎日黙々と英語の勉強をしている人でも、ほとんど同じではないかと思い
ます。

なぜなら話かけられて、それを聞き取り、返答する(適切な内容の文を作り、発
声する)という経験が少ないからです。

しかし、CDやパソコンからネイティブの声で質問され、それに自分で考えて答
える練習を繰り返しやっている人は、そこまでパニックにはならないと思います。

何とか聞き取り、答えてやりたい・・と、避けようとせずに向かう姿勢が出るの
ではないでしょうか。

増してや、オンライン英会話レッスンをしている人は、かなり落ち着いて対応で
きるのではないかと思います。

つまり、慣れの問題なのです。

たとえニセモノ相手でも良いから、相手から質問をされて、それに対して答える
という練習(ロールプレイ)をすることが、すごく大事だということです。


■結論2
現有能力の維持方法はどうやればいい?
  ・会話でよく使われる基本文を明確にし、それを毎日毎日音読する

というのが今のわたしの結論です。

昔、英会話ができなかったころ、基本文を毎朝、起きてすぐの5分間、くる日も
くる日も音読を続けたおかげで、30分以上会話ができるようになりました。

レベルを維持するためには、音読が最適なのではないか・・と感じています。

ちなみに、わたしが良く使う101の基本文を、次のブログで紹介しています。
よろしければ参考に覗いて見て下さい。

海外やオンライン英会話でとても良く使う基本文3


2012年6月23日土曜日

◆ありました!リピーティング3ヶ月間の効果

少し前にリピーティングを3カ月やったけど、スピーキングでは明確な効果を感じ
ていないと書きました。

しかし、3ヶ月もやってまったく効果がない・・ということはあり得ないと思い、
よくよーく考えてみたらやはりありました。

オンライン英会話レッスンのフリートーキングのときに、文型を決めてから話し始
めますが、次にフレーズや表現を選んで話を続けるとき、前よりスムーズにできる
ようになった気がします。


■もう少し具体的に言うと、
言おうとしている内容によって使う基本文を瞬間的に選択し、文頭を話し始めます。
そして次に来る単語やセンテンスを決めて話を続けていくのですが、そのあたりの
選択と入れ替え作業が、かなりスムーズできるようになったように思うのです。

これが「部分入れ替えリピーティングの効果」かなと。

以前、リピーティングのやり方の一つで効果がありそうなもの、ということで紹介
したことがあります。

■部分入れ替えリピーティング
ただCDで読み上げられた文章の通りリピーティングするのではなく、途中でたと
え単語一つでも、あるいはフレーズやその他の表現などを瞬間的に別のものに入
れ替えてリピーティングをするというやり方です。

この場合、頭は「記憶再生繰り返しモード」ですが、部分入れ替えリピーティング
を行った場合は「文の創作モード」となります。

ただ聞きとったことを繰り返す訓練プラス、スピーキングの練習に必要な瞬間作
文訓練が入ることになります。

この部分の練習が会話力アップに寄与するのだと思っています。

■スピーキングは繰り返し練習
とにかく繰り返す、慣れる、無意識に出るレベルまで昇華させる・・といういうよう
になれると最高なのですが・・。

やはり英会話のスピーキングの部分は「勉強」というよりは、「練習」や「訓練」
だなと思いますね!


■関連記事:
3月20日 リピーティングのやり方について考える
3月25日 リピーティングについて考える(続編)
3月28日 リピーティングで瞬時変換の効果
4月05日 リピーティングの効果が少し見えてきた
6月10日 音読/リピーティングのスピーキングへの効果

2012年6月20日水曜日

◆関係代名詞を使わずに簡単に話しましょう!

みなさんは日常英会話のときに、よく関係代名詞を使っていますか?

日本人は多かれ少なかれ、学生時代に関係代名詞に悩ませられたと思います。
そして、いつも関係代名詞を意識するようになったという人が多いのでは・・。

そのことが、むずかしい英文を作りがちになり、途中で混乱して会話が続かなくなる
原因の一つだと思っています。

少し要素が多くなっている文だと、すぐに関係代名詞を使ってまとめて、一つの文で
話そうとする癖のようなものがあるのではないかと。その癖が実際の英会話で首をも
たげ、ついややこしい文で話そうとしてしまうのだと。

■過去の自分
実はこれは過去の自分のことを言っています。

海外に言って多くの人と話すようになってから、初めてシンプルに話すほうが伝わり
易く、間違いが少ないと思うようになりました。

自分の拡張高い文章を海外の友人に話して、自分の英語力を自慢する・・というので
はないのですから。

むしろ話している途中で自滅してしまい、レベルが低いことをさらけ出すことが多か
ったかも知れません。すぐに関係代名詞を使って返答しようとしたため。

しかし実際は、関係代名詞を使わなくても、立派に話は通じました。

■簡単に話す例(1)
いつくかの要素を含んだ文章は「分解」して、単純ないくつかの英文にする方が、
はるかに簡単でわかりやすくなるのです。

例えば、「ついこの間、かねてからの念願がかなって、私の父の故郷を訪ねました」
という日本語を英語にする時、学校の授業ではこうなったのではないでしょうか。

そのまま訳すと、
Quite recently I went to my father's old home,  which was my
 long, cherished desire.

うんざりするような、堅苦しいセンテンスです。

文章表現としてはともかく、話すをする場合は、前後の繋がりを考えながら話さなけ
ればならないため、とても複雑になってしまいます。

原稿でも用意しておかなければ、すんなりとは言えないのではないでしょうか。
つまりこのような文で構成させようとする方に、無理があるのです。

うまく話せなくなるように、自分で墓穴を掘ってしまっているのです。
このようなきちんとした英語を、英米人が日常生活で使っているわけではありません。

日本の文法中心の学習の、弊害の一つだと思います。

要は関係代名詞などは使わず、幾つものセンテンスに分解して、簡単に言えばいいの
です。

分解して簡単に言うと、
I went to my father's old home recently. I was very happy
 because I had always wanted to go there.

当然、もとの日本語の直訳ではありません。

I was verry happy. などという言葉は、もとの日本語にはありません。

しかし、念願がかなって行けたということは、喜ぶべき事に違いないわけですから、
ここはあえて意訳して I was very happy. と言っても、決して間違いではありません。

また「念願であった」ということも、和英辞書の英語表現では
my long, cherished desire かもしれません。

しかし、こんなむずかしくに耳慣れない単語を使わなくても、
always wanted to go there
といえば、その気持ちは十分に相手に伝わります。

「私は最近父の故郷訪ねてきました。かねがね行きたいと思っていましたので、
本当によかったと思います」

といえば、十分に通用します。

このように、関係代名詞をねじ込んで複雑にするよりも、はるかにやさしく言ったり、
書いたりできるのです。

関係詞とは、あくまでも二つの文章を一つのものにするものでしかありません。
それで文章がかえって引き締まるというのなら、使えばいいでしょう。

しかし、いくつかの表現したい内容が重なってしまうため、どうしても複雑な形を
とってしまうことが多いように思います。

それならば、いっそのこと要素をいくつかに分解して表現した方が、話す側も、聞く
側もわかりやすくなるというものです。


長くなったので、「簡単に話す例(2、3)」は次回とします。


2012年6月11日月曜日

◆音読/リピーティングのスピーキングへの効果

今年は音読とリピーティングをかなりの期間続けできました。
そして、その効果が出てくることを楽しみにしていたのでした。


■リピーティングの効果
ようやく3ヶ月を越えて、いまその効果は出てきたのかと考えて見ると、
その結果は、

スピーキング能力アップに対しては、今ひとつ期待していたレベルにはなって
  いない
というのがその感想です。

随分リピーティングを行い、かなりのパラグラフを覚えるレベルまでやってみたので
すが、正直言って自分のスピーキング力が大きく伸びたとは感じれていないのです。

いろいろな表現のレパートリーを増やすことはできたと思うし、口が滑らかにはなっ
たと思うのですが、スピーキングの力がかなりアップしたというようには感じれない
のです。

会話をしているときに、スラスラと文章が出てくるようになった・・ということはありま
せん。

やはり3ヶ月ではまだ期間が短いのでしょうか?
それともリピーティングのやり方が悪いのでしょうか?

繰り返しの練習回数は、それぞれ軽く100回以上は繰り返していますが、そこで使
われていた文章があちこちでスラスラでてくる・・ということは、ほとんどありません。

まったく同じシチュエーションになったときには、覚えた文章がスラスラと出てくると
いうか、同じ流れで話ができる・・というレベルです。

■3ヶ月で感じていること
今ここにきて本当に感じていることは、使える基本文のレパートリーを一つまた一つ
と増やすことと、それを何度も実戦的に練習してしっかりと使えるようにすることに尽
きる・・と思うようになりました。

人が作った文を覚えてそれを音読やリピーティングをしても、直接的にスピー
  キング力のアップに効いてくるのではなく、効果は間接的なものだ

と感じています。やはり直接的に伸ばすには、
自分で考え自分の力で文を組み立てて、それを話す訓練が必要だ

というように、思い直しています。

■これからの進め方
とは言えまだ3ヶ月ちょっとなので、あと3ヶ月間続けてみてから、リピーティング
結論を出そうと思っています。

それと並行して、
使える基本文を増やす
ということと、
写真を使って説明力をつける
ということを継続するつもりです。

こちらは間違いなくスピーキング力のアップになることを、最近のレッスンの中で
実感していますので。

2012年6月6日水曜日

◆やさしい英語で話すやり方について

今日も1枚の写真で、いろいろとセルフスピーキングをする練習をしてみました。



■簡単な英文で話す
いつものようにまずは写真を見てすぐにわかったことを、次々に話しました。

1) It is fine day today.
今日は良い天気です。

2) There is a intersection over there.
向こうに交差点があります。

3) And there is a pole at the left side of it.
そしてそこの左側に1本のポールがあります。

4) It has a arm at the top of the pole.
ポールの上部に1本のアームがあります。

5) The arm hangs a traffic signal.
アームには信号機が吊り下げられています。

6) It has three lights.
3つのライトがあります。

7) Green, yellow, red.
緑、黄、赤。

8) The red one is lighting up now.
今赤が点灯しています。

9) There are no cars in the intersection.
交差点には車が1台もいません。

そして、少しは自分の想像したことを説明するような英文も作ってみました。

10) It may be on Sunday today. 
今日は日曜かも知れない。

■簡単に話すための一つのポイント
また、できた文を振り返ってみて、今日は一つだけポイントになる部分がありまし
た。3)4)5)6)の部分です。

通常日本語でこの写真を見て考えたときは、
・3つの信号がついたアームが上部に取り付けられたポールが1本、
交差点の左側にあります。

というような、複雑な文がサッと出てきます。恐らく関係代名詞を使うことになる
でしょう。

しかしこれを関係代名詞を使って英文で述べようとすると、途中途中頭の中で文を
作りながら話すことになり、会話の流れがスムーズに進むことを阻害し易くなりま
す。

そのため、関係代名詞を使うのはできるだけ避けて、シンプルな文を複数個並べて
リズム良く話す・・というようにするほうが良いと判断しました。

なので次の通りに、簡単な4つの文にて分けて表現しました。
 ・Tthere is a pole at the left side of it.
 ・It has a arm at the top of the pole.
 ・The arm hangs a traffic signal.
 ・It has three lights.

別に関係代名詞を使わなくとも表現することは可能ですので、できるだけシンプル
な文を素早く並べて話す・・ということが、良いスピーキングの練習になると思いま
す。