2012年8月26日日曜日

◆ホテル会話を頭出し練習

前回の飛行機での移動、入国審査、タクシーでホテルへ移動・・に続いて、
ホテルで良く使われる英文の、頭出しワードの確認をしてみたいと思います。


■ホテルフロントで受付
予約した(または予約無いが宿泊しようと思っている)ホテルに到着し、受付
カウンターデスクに行ってチェックインをしようとするとき。


1)最初に伝えることは、
  ・予約してあります                      I have a reservation.

2)次に伝えるのは「名前」
  ・わたしは鈴木です                     My name is (Suzuki).


もしも予約がなくて、飛び込みの場合なら、
  ・わたしは鈴木です                     My name is (Suzuki).
  ・予約はしてません                       I have no reservation.
  ・今晩、シングルの部屋ありますか  I'd like (a single) (tonight).
または、
  ・今晩、空いている部屋ありますか  Do you have (a room available) (for tonight)?

その他のよく使う文
  ・わたしは予約をしたいのですが   I'd like to (make a reservation).
  ・わたしは予約をキャンセルしたい  I'd like to (cancel my reservation).

  ・チェックアウトは何時ですか?    What's the (check-out time)?
  ・自動販売機はどこですか?     Where's the (vending machine)?


■部屋で使う英文
チェックインが終わると部屋へ移動します。
荷物を降ろし軽装に着替えます。そして・・・、

トイレがうまく流れません。早速フロントへ連絡します。


  ・542号室ですが           This is room (five-four-two).

  ・トレイが流れません        The toilet doesn't flush ‥‥.
  ・エアコンが動きません       The (airconditioner) doesn't work.

  ・ミネラルウォーターがない     There's no (mineral water).
 ・隣の部屋がうるさいんです    It's noisy (next door).


 ・‥‥を持ってきてください     Please bring me ‥‥

 ・‥‥さんを呼び出してください   Would you page ‥‥?


2012年8月22日水曜日

◆海外旅行へ行ったときによく使う文と頭出し

9月に入ったらすぐ、また香港経由で中国へ出張です。
何度か英語を使うことになりますので、今日は海外旅行へ行った時によく使う
英文と、そのときの頭出しのことについて書いてみます


■海外旅行で英会話
海外旅行のとき、飛行機の中や外国の空港で、英語のやりとりをしなくてはな
らなくなるケースはよくあります。

その際に、しどろもどろにならないようにするためには、海外旅行でよく使われ
ると思われる会話文について、準備をしておくようにするのが良いですね。

つまり、話したいことをイメージしたときに、さっとその英文の頭出しができるよ
うに訓練しておくということです。

英文全てをそっくり覚えようとすることは、止めた方が良いです。
思い出して言っているときに、単語が一つ出てこないと、そこでパニックになる
可能性が高いので。

頭出しの構文とフレーズや時・場所・副詞などの表現は、別々に覚えておき、
必要なときにサッと組み合わせて言いたい文を完成させるような話し方の訓練
をした方が、圧倒的に会話の応用力がつきます!


■飛行機の中で遭遇する場面と頭出し
飛行機に搭乗して飛び立って少したつと、機内で最初の飲み物が出されること
が多いです。


1)「‥‥をください」⇒「 ‥‥, please.

  ‥‥をくださいと言いたい場合は、 ‥‥, please. が一番簡単な言い方だと
  言うことは、皆さんが知っていると思います。


「飲み物は何がよろしいでしょうか?」と聞いてきたときは、
  ⇒「 Coke, please. 
  ⇒「 Orange juice, please.
      ・
      ・
でOKですが、それでは


2)「もう一杯お願い‥」の場合は、どういうでしょうか?

 ⇒「 Some more ‥‥, please. 」と頭出しできれば良いですね。

    Some more wine, please.
    Some more water, please.



 それでは、

3)「‥‥を持ってきてください」と言いたい場合はどうでしょうか?

 ⇒「 May I have ‥‥ ? 」 をすぐに頭に浮かべられるようにしたいものですね。
    May I have a branket?
    May I have a menu ?

   
4)「気分が悪いです」 ⇒ 「 I feel sick.


■目的地に到着
そして目的の空港に到着です。
飛行機を降りるとすぐに入国審査があります。

まず先に手荷物のX線透視検査です。
係員は「パソコンがかばんの中に入っていませんか」と聞いてくるので、
 「 No. 」
と一言。

そしてパスポートを出して入国審査を受け、終わると預けたスーツケースなど
の引き取りです。

荷物受け取りの指定された移動レーンのところへ行き、自分のスーツケース
が来たらレーンより取り出して、アライバルホールへ移動します。

もしもここで長く待っていても自分のスーツケースが来なければ、係員に
  「わたしのスーツケースが見つかりません」
と言うことになります。

5)「‥‥が見つからない」 ⇒ 「 ‥‥ hasn't arrived.
                My baggage hasn't arrived.

そしてどこかが壊れていたのなら、

6)「‥‥が壊れている」 ⇒ 「 ‥‥is badly damaged.

と言うことになります。


■ホテルへ移動
次はホテルへの移動となります。
移動するに当たり、リムジンバスの切符を買うことになります。
(タクシーに乗るというケースも多いですが・・)

ここで切符を買うところや、バス・タクシーの乗り場を聞くことになります。

7)「‥‥はどこで買うの?」 ⇒ 「 Where can I get ‥‥?

と頭出し。
この Where can I ‥‥ ? の構文も、非常に使用頻度が高いですね。


次にバス乗り場で確認です。

8)「‥‥へ行きますか?」 ⇒ 「 Does this bus go to ‥‥?

もしもタクシーに乗ったのなら、

9)「ロイアル・ホテルへ(行って下さい)」 ⇒ 「 Hotel Royal, please. 

でホテルへ移動、到着です。


★前回、ご紹介した「頭出し英会話(ナツメ社、尾山大著)」の本ですが、休刊
   (廃刊?)となっているとお知らせしました。
   しかし、Amazonを探してみたところ、やはり新品はないのですが、中古のも
   のが数冊販売されていました。興味ある方は覗いて見て下さい。

   ・ CD付き 頭出し英会話―基本フレーズで覚えるラクラク英語

2012年8月19日日曜日

◆英語を話す上でとても大事な「言い出し」の瞬間

わたしたち日本人が英語を話すときに、とても大事な瞬間があります。

それは「言い出し」の瞬間です。
時間にするとわずか1、2秒ですが。

この間にパニックを引き起こしたり、混乱状態に陥ってしまう人が非常に多い
ようです。

スムーズに話して行けるかどうかは、この「言い出し」によって決まると言える
かもしれません。


■大事な「言い出し」
つまり、あとがつながらない「言い出し」と、順にフレーズをつなげていけるよう
な話易い「言い出し」とがあります。

自分の言いたい事にあった、且つスムーズにつなげていけるような、適切な
「言い出し」を選ぶ事が大事だと思います。

そのようなことを考えて、以前、一冊の本を買いました。
「頭出し英会話」という本です。

その本にはこのようなことが書かれていました。
「日本人は外国人と向き合うと、緊張状態になる人が多い。
  何かを話そうとすると、つい「名詞」を口に出してしまい、そのあと
  どのように続けていいか、わからなくなってしまうケースがとても多い」

「そしてこのような日本人の共通の欠点をカバーするには、話し手の心に
  浮かんだ感覚と英語のニュアンスを一致させる必要がある。
  その訓練のために、この頭出し英会話を書いた」と。

やはり同じようなことで悩んでいる人は多いようで、第1刊はとても好評だっ
たようです。

そしてCD版の要求も多かったことから、後日CD対応に改編されて再版され
たようです。

この本には、必須フレーズとして5つのパートに分けられて書かれていました。
  1.行動・動作編 (54)
  2.感情・感覚編 (41)
  3.対人関係編  (75)
  4.対物関係編  (37)
  5.旅行と出張編 (51)  ※カッコ内の数字はフレーズ数


■自分の言いたいニュアンスと「言い出し」
自分が相手に何かを言いたい時、そのニュアンスにあった適切な「言い出し」
がサッと出てくるなら、かなり会話がスムーズにできるようになるのでは
ないでしょうか。

いくつか例を上げてみましょう。

1.「‥‥しようと思ってます」というニュアンスで話そうとするとき、
     ⇒「 I'm planning to ‥‥」
    という「言い出し」が頭の中にふっと浮かんでくるということです。
また、

2.「‥‥かな?」というニュアンスのことを話そうとしたら、頭の中に
     ⇒「 I wonder ‥‥」
    と浮かんでくるわけです。

3.「よく考えてみると‥‥」のニュアンスでは、
     ⇒「 I consider ‥‥」

4.「‥‥じゃないかと思います」では、
     ⇒「 I guess ‥‥」

5.「‥‥を期待しています」では、
     ⇒「 I expect ‥‥」

と出てくるわけですね。

この「頭だし英会話(尾山大著) 」には、このような必須フレーズが合計
258載っていました。

わたしはこの中の半分でもすぐに浮かんでくるようなら、随分会話するのが
楽になると感じています。


【お詫び】
上記で説明した内容の本は、すでに休版となっていました。
新版の書籍名は次の通りでした。
    「驚くほど話せる!アタマ出しで通じる英会話
      54の頭出しパターンと応用フレーズさえわかれば、英語なんて
      簡単に話せる‥‥」

2012年8月14日火曜日

◆英語学習での3つのアプローチについて

わたしはすでに11年間、独学で英語の勉強を続けています。
英語は自分の生涯学習になってしまいました。

もちろん脳力低下を防ぐためでもありますが、なんといっても英語が話せると
楽しい経験ができるからです。


■わたしの英語勉強
学生時代は英語の勉強は、あまり楽しいものではありませんでした。

英語は一つの学ぶべき学科であり、進級や卒業をしていくための学業のノルマ
の一つであったからです。

しかし、今は英語の勉強は、比較的楽しいものとなっています。

勉強そのものはそう大して楽しいものではないのですが、自分の会話力がアッ
プしていけば、より楽しく会話ができるようになるからです。またさらに多く
の友人を作るチャンスも広がるからです。

英語で話す力が上達していくほどに、より楽しい体験をすることができるよう
になると信じています。

そういう意味ではここ4~5年の体験を通して、英語は単なる学科ではなく、
楽しくコミュニケーションするためのツールであるということがわかりました。


■英語への三つのアプローチ
現在私は自分の会話力をアップさせるために、英語に対して三つのやり方で
アプローチをしています。

一つ目は、
ボキャブラリーアップをさせるためのアプローチ。
具体的には、単語、類似語の違いや使い分けを勉強し、それをブログの記事に
書いています。

二つ目は、
会話力アップのために、使える基本文を増やしていくというアプローチです。
具体的には、海外旅行での英会話力をアップしていくために、いろいろな場面
ごとによく使う基本文を覚え、使いこなせるように練習し、そしてそれを別の
ブログの記事に載せています。

三つ目は、
海外の友人とよりスムーズに会話ができるようになるため、スカイプでオンラ
イン英会話をしており、遭遇する場面ごとに具体的な会話の実戦練習を行う取
り組みをしています。そしてその内容をさらに別のブログの記事として載せて
います。

まとめると、
  1)ボキャブラリーの増強(単語+フレーズ)
  2)使える基本文の増強
  3)場面ごとの会話の実践練習

の三つの取り組みを通じて、自分の会話力をアップさせようと取り組んでいる
ということです。


■勉強の継続
従って、3つのブログを続けることが、わたしの英語勉強の継続となること
なのです。

勉強を続けることが大変だと思うことも多々ありますが、長い間続けてきた
ブログを廃止することも忍びないと思う気持ちがあり、勉強継続のためのエネ
ルギーの一つになっています。

現在、わたしのブログは全て日本国内向けのブログですが、いずれ近いうちに
全て英文の趣味のブログを作り、世界へ向けて発信したいという野望を持って
います。



2012年8月10日金曜日

◆アメリカ人と日本人の発想の違いによる主語選択の違い

このことは英会話をする上で、とても大事なポイントだと思います。
どういう単語を使うかとか、どういう構文を使うとか、文法はどうだ・・という
ことより以前の話です。


つまり、
日本人とアメリカ人の発想が違うため、使う主語が違う
ということです。


■一つの例
「自分の好きな仕事に就けなかったからといって、
                  すっかり悲観してしまうにはおよばない」

これはごく自然な日本語です。
これを英語で話す場合、あなたなら主語を何にしますか?

普通に考えると、
・たまたま学校を卒業して、就職した人に言うのでしたら、
  「you」を主語にするでしょうね。

・また自分を含めて、これから就職しようとする若い人たちに言うのなら、
  「we」が主語になるでしょう。

・あるいは、一般論として言おうとする場合にも、
  「you」を使うでしょう。


■英訳すると
そんなわけで、この日本語をこう話してみました。

You need not be disappointed just because you failed to get the job
that you had wanted.

ところが、この文を友人のネイティブに言ってもらったところ、全く違った文
になりました。

Just because I couldn't do the job I wanted to is no reason to give up hope.

Iを主語にして、英訳したのです!

日本語で言えば、
「私は自分の好きな仕事に就けなかったからといって、すっかり悲観してし
  まったりはしない」
というところです。


■重要なポイント
そして、注意して見るとすぐにわかると思いますが、
・ここでは難しい単語は一つも使われていません。

「悲観してしまうには及ばない」というところを、「希望をすべてあきらめ
る理由にはならない」と解釈して、うまく表現しています。

そして、最も大事な学ぶべきポイントは、
・主語が「I」になっている
ということです。


■日本人
これと同じ文章を何人かの日本人に翻訳してもらうと、
驚いたことに「I」を主語にして翻訳した人は一人もいませんでした。

例外なく「you」か「we」を主語にしていました。

日本人は、この文章の内容を個人的な意見でなく、一般論と考えているから
です。


■アメリカ人
ところがアメリカ人のネイティブは、この内容を自分自身の問題としてとらえ、
I」を主語にして文章を作ったのです。

(続く)

2012年8月5日日曜日

◆強調したいことを主語にすると意思が伝わる

強調したいことを主語にすると、ニュアンスが正確に伝えることができます。
言い方を換えると、主語の置き方で文章のニュアンスが変わるということです。


■主語の置き換えで簡単に話す
主語を置き換えるとスムーズに話せるようになるケースが多々あります。

一方、主語を誤るとそのあとの作文がとてもむずかしくなってしまったり、
ときにはうまく言い切れない場合も出てきます。

何か言いたい事があるとき、何を主語にもってくるかを瞬間的に考え、スムー
ズに話せる主語を選択する

・・ということは、スムーズに会話をする上で重要なポイントの一つです。

しかし、どんな時でも主語を置き換えればいいのかというと、必ずしもそうとは
限りません。


■強調したいことがあるときは
英語の文章で強調したいことがあるときは、それを文章の前に持ってくる方が
わかりやすいということです。

主語を置き換えた方が話しやすいというときでも、大事なことを文章の最後の
方に持っていってしまうと、ニュアンスがかなり違ってしまうことがあるので、
注意が必要です。

例えば、急患がでて、「すぐに医者を呼ばなくては」を英語にしてみると、
  The doctor must be called right away.

その場に居合わせた人達の頭には、真っ先に「医者」という言葉が浮かんでき
ますから、「医者」を文章の先頭に持ってきたほうがいいのです。
  We have to call the doctor at once.

これだとどこか間延びしてしまって、その場の雰囲気に合いません。


■もしも心臓麻痺で倒れたら
人が心臓麻痺で倒れたら、日本語でも「医者だ、医者を呼べ」となるはずです。
従って、The doctor がまっ先に出てくるのは当然ですよね。

また「息子を医者にするのが、彼の唯一の望みです」という文があるとします。

  His only wish is to make a doctor of his son.

  To make his son a doctor is his only wish.

どちらの方が、ニュアンスが正確に伝わってくるでしょうか。

まず強調したいことは「息子を医者にすること」ですよね。
「彼の唯一の望み」ではなく・・。


■英語での重要ポイント
望みとか、好みとかいったことは、日本語の場合はとかく文章の最後の方に
来ることが多いですが、英語では、

とにかく大事なことは先に言う

ということが、重要なポイントの一つだということです。