2013年3月31日日曜日

英語が話せるようになるためにやった3つのこと

英語が話せるようになるきっかけは、人それぞれ違うと思うのですが、それなり
の強い事情やきっかけがあり、話せるようになるための努力をしたので、できる
ようになったのだと思います。

わたしの場合のきっかけは、海外での工場建設でした。そこではどうしても英語
が話せるようになりたいという事情があったからです。そのことが重たい腰を上
げるきっかけになりました。

そして、記憶力の低下している中高年が
  「話せるようになるためにどうやったのか
です。

人それぞれの部分があると思いますがが、わたしの場合のことについて書きます。
大きな効果があったのは、次の3つのことでした。

      当時は47歳で英語がまったく話せず、同期の話せる人間を見てコンプレッ
      クスを感じていたレベル。

      それでも話せるようになったのですから、若い人にはわたし以上にアドバン
      テージがあるはずです。

■たまたまやった3つのこと
しばらく海外生活をしなければならなくなり、片言でも良いので英語を少しでも
話せるようになろうと考え、たまたま次のことから始めました。

1)中学英語を復習         (重要基本文を見直し一覧を作成)
2)毎朝5分間音読         (作成した一覧を使い音読を繰り返した)
3)家庭教師をみつけて話す練習(安くて簡単にできる環境だった)

片言で良いと思っていたのですが、この3つをやることでそれなりの英会話が
できるようになったのです。

3ヶ月程度で30分くらいは話せるようになり、期待以上の結果に自分でもびっ
くりしたものです!

帰国した現在もこの3つは続けています。
3)については、現在日本国内で環境が違うので、試す場はオンライン英会話
と、年1~2回の海外出張と個人旅行になっていますが。


■1)中学英語の復習 (基本を再確認)
やはり基本が重要で、まずは中学英語だと思います。長い間英語から遠ざか
っていたので、単純にもう一度復習からやろうとしたものでした。

しかも1・2年のもの。3年で学ぶ英語は、中級を目指すようになったら取り組
んだら良いと考えていました。

従って、まずは話せるようになるために復習すべき範囲は、そんなに広くなか
ったと思います。

さらに、日常会話だけに特化して行いましたので、比較的短期間で復習を終
えることができました。

■復習に使った本
①ニューホライズン:1・2年用(中学英語の教科書)

東京にいるときに、たしか丸善で購入しました。
丸善にはいろいろな教科書が揃えてありましたが、どれも似たような感じだっ
たので、写真やイラストがきれいだったニューホライズンを購入しました。

②日常会話表現、会話例の本
 「中学英語でこんなに話せる 日常会話BEST表現76」
(続く)

2013年3月28日木曜日

アメリカ人が好んで使う主語

日本は、組織とか、組織に対する忠誠は個人より優先される社会です。
これに対して、アメリカは、組織への忠誠より個人の自由が尊重される
社会です。

こうした違いが、英文を作るときにも出てきます。
何が違うかというと、文の主語にその違いが出てくるのです。


■例1:わが社は
日本の会社員は、よく「全社一丸となって」とか「うちの会社は」など
のように言うことが多いです。

自分よりも会社を表に出す傾向があります。
しかし、その発想をそのまま英語にしようとすると、おかしな表現にな
ることがあります。

例えば、「我が社では、1日8時間労働です」という文章を、考えてみ
てください。そのまま英語にすれば、次のようになります。

Our company makes us work eight hours a day.

アメリカでは、my company や our company よりは、I や we の方に
価値感があるので、それが主語となって文章の前に出てくるのです。

I work eight hours a day in our company.


■例2:悲観するにはおよばない
「自分の好きな仕事につけなかったからといって、悲観するにはおよば
ない」という文を訳す場合、

日本人は一般論ととらえ、主語は「you」や「we」を使う場合が多いです。

しかしアメリカ人は、こういった場合は自分のこととしてとらえ、主語
は「I」を使うというのです。

こういう発想の違いというものは、直接的に目には見えてこないので、
なかなか訳しにくいところになります。

よく注意する必要がありますね。


2013年3月25日月曜日

言い替えて説明する力をつける-「記念日」

会話力の幅をつけるため、前回は日本語をそのまま英訳するのではなく、
  ・その文の言いたいことが何であるのかを考えて、英語にする
ということが重要と書きました。

会話力に幅がついて説明力がアップすると、限られたボキャブラリでい
ろいろなことを説明できるようになります。

会話で詰まることもだんだん少なくなっていきます。
そうなると会話することがとても楽しく感じられるようになります。

今回は「モノ」ではなく「形のないモノ」を、うまく説明する方法を考
えてみました。

■例題は「記念日」
まずは記念日は英語で何というでしょうか?

  先日オンライン英会話ですぐに言えたのですが、あとでスペルを書こ
  うとして、正しく書けませんでした。

  それで復習をしましたので、確認されたい方は記事の最後を見てくだ
  さい。

ここでは、会話途中でまさに思い出せなかったときに、知っている単語
でどう説明をするかということを考えてみます。

説明のやり方は、次のようにやっています。
  1)大きな範囲から絞込み
  2)スポットの情報でさらに絞込み
  3)機能、特徴を言って確定

それでは実際にやってみます。


1)範囲絞込み
    それは「日」です。
        ↓
    It is a day.

2)スポットの情報
    人々は思い出し、祝います。(祝う日でないものもありますが・・)
        ↓
    People remmember and celebrate.
  
3)機能、特徴
    特別なイベントが起こりました。過去のその日に
        ↓
    A special event happened on that day in a previous year.

これは一つの例です。答えは一つとは限りません。
要は相手にできるだけ簡潔に、正しく伝える(説明する)ということですね。


別の例:
  It is a day which is remembered because a special event happened
  on that day in a previous year.

 【直訳】
  それはある日です。それが記憶されている。特別な行事が起こったから
  その日のそれ以前の年に。

単語の復習:

"anniversary" 〔an・ni・ver・sa・ry〕 アニバーサリ、記念日
                       複数形:anniversaries
  ・Congratulations on the 100th anniversary of ABC Co.
    ABC 社の創立百周年おめでとうございます。

2013年3月22日金曜日

発想を転換し言い換えて話す方法

むずかしい英語になるときは、発想を転換し日本語の意味を掴んで話
すようにすると、スッキリと簡単に言えることがよくあります。

日本語を直訳して話すとおかしな文章になったり、とても複雑な言い方
になったりするときがあり、そういうときは発想の転換が必要です。


日本語の意味を掴んで話すコツを覚えると、詰まることも少なくなり、
会話力の幅が広がるでしょう。

■例1:エンゲージ・リング
次の文章をどう言うか考えてみます。
「あなたはエンゲージ・リングをしているけれど、相手の人は誰?」

普通はすぐに「エンゲージ・リングをしている」と言いたくなります。
そして「相手は誰」に注目して文を作っていくことが多いと思います。

You are wearing an engagement ring !
Who is the other person?

と、日本文をほぼ直訳した英文となります。

しかし、正しい解釈をしてシンプルに言うと、
Who gave your engagement ring ?

となります。

発想をガラッと変えて英訳してみました。
これが英作文での、一つのコツになります。

日本語をそのまま英訳するのではなく、その文の言いたいことが何で
あるのかを考えて、英語にするのです。

■例2:愛犬
もう一つ練習をしてみます。
「わたしの愛犬は、実は家の中で一番好きな相手である」

この文を見ると、すぐに「愛犬」「実は」「家の中で」「一番好きな相手」
という単語がちらついてきます。

そして、
My pet dog is my most favorite of my family.

などと英作してしまいます。
少しおかしな表現になってしまいましたね。

この文章の本当の意味は、「うちの犬は世界中で一番かわいい」という
意味だととらえて、

I love my dog the best in all the world. 
または、
My dog is my best friend.

と作文するわけです。
この違いがわかりますか。

■例3:世間
日本語では意味はわかるものの、英単語がスッと出てこないということ
も多々あります。

例えば、「彼は世間の冷たさを知った」の場合、「世間」とはなんでしょう
か。ここでいう「世間」とは「人々」のことになります。

従って、文章は次のようになります。
He has learned how cold people are.


※例1~3は、松本亨・英作全集より抜粋させていただきました。

2013年3月19日火曜日

英語がなかなかうまくならないタイプ

誰もがそうだと思いますが、もっともっと英語が上手に話せるように
なりたいと思っています。やってもやっても、話せるようになっても
まだまだ・・上手になりたいと思ってます。

英語の勉強を本当に長いことやっているのに、なぜいつまでもこう思
うのでしょうか?

わたしの場合の話しですが、結局その理由は、
  ・まだ自分で十分と思えるほどの自信ができていない
からだと思います。

海外に何度も行ったし、オンラインレッスンも3年近くやっていて、
英語もかなり話せるようになりました。ですが、いまだに十分だとは
思えていないからなんですね。

わたしは中国に3年半住んでいて、中国語は十分に話せるという自信
があります。いまは帰国してまったく中国語は使わないのですが、い
つでも必要あれば話せるという自信がまだまだあります。

勉強している年数は英語の方がはるかに長いのですが、圧倒的に中国
語の方が英語よりも自信があるのです。

何が違うのでしょうか?

考えてみると、それは、
 ・圧倒的に日本語を使わないで、中国語だけで過ごした経験が多い
ということです。

つまり、一日中、朝から晩まで、まったく日本語を使わないで生活した
・・という自信が、中国語は十分できるという自信になっているのです。

でも、今の日本ではなかなかそういう環境はないので、どうやったら
良いのでしょうか・・。

今日もまた同じように考えながら、英語の本を眺めています。


■英語がなかなか上達できない人を考える
英語がなかなか上達しない人を考えて、そのタイプにならないように
すれば、もしかして上達できるはず・・と考え、整理してみました。

わたしが考えるそのタイプの人とは、

1)「会社が…、子供が…、」とか、「時間がなくて」、「この歳で…」
    などと言い訳の多い人。

2)「文法直してもらわないと…」とか、「発音を治してもらわないと…」
    と常に誰かに頼っている人。

3)意外かもしれませんが、英語の勉強ばかりやっている人。(ぎくっ)

  →英語で伝える内容、つまり「知識や情報」をインプットすること
    なく、ひたすら分詞構文や話法の勉強ばかりに打ち込んでいたり、
    単語を暗記することで満足してしまうようなタイプ。

    そういう人は、いざ英語で話をしようとしても、
   「Hello. Nice to meet you. My name is ○○. Please call me ○.」
    までは元気よく言っても、あとが続かないのです。

    そもそも「話す中身」がなければ、会話は成立しませんので。

4)細かい英語表現や間違いばかりが気になる人。

  →このタイプも伸びませんね。

5)頭が柔軟性に欠ける人


■柔軟に対応する例
例えば「割り勘にしよう」 と言いたいとき、

こんな人は、
「割り勘っていう英語のイディオムをどこかで見たことがあるけど、
  なんだったっけ? 思い出せない、どうしよう!」
とパニックになってしまう人です。

そんな時、頭に柔軟性のある人は、簡単に
You pay half, I pay half, OK ?
と言い換えて話します。

パニックにならず、言いたいことの意味を考え、それを簡単な文で
表すのですね。これで十分なんです。


★思い出せない単語に固執するよりも、別の言い方で説明できる
  柔軟性が、本当に大事だと思います。

★ちなみに「割り勘にしよう!」は Let's split the bill. です。

2013年3月16日土曜日

定冠詞theの使い分けと現在完了をマスター

文法を勉強するときに、ぜひある程度マスターしておきたいものに、定冠詞の
使い方があります。


■定冠詞の面白い法則
参考書にはそれぞれの説明があると思いますが、通常説明されていない面白
い法則がありますのでご紹介します。

それは、
 ・go to の組み合わせで示される人間の基本的な生活行動には、
    the がつかない

ということです。(もちろん英語圏での生活行動です)


go to work, go to school(unibersity), go to market, go to town,
go to bed, go to church, go to hospital, go to court, go to prison

仕事に出かける、学校へ行く、市場に買い物に行く、街へ出かける、寝る、
教会へ行く、病院へ行く、裁判所に訴える、刑務所に入るなど、

これらの名詞の前には the がつきません。
あまりに習慣的なことなので、the がなくなってしまったのでしょうか。

逆に、
  ・自分の部屋や家のもの、また住んでいる街や市のものには、
    the がつく
のです。

the door, the ceiling, the floor, the carpet, the window   (部屋のもの)
the roof, the garden, the kitchen, the bathroom, the toilet (家のもの)
the station, the airport, the post office, the bank     (町や市のもの)


■現在完了
もう一つマスターしておきたいものに、現在完了があります。

「どのくらい英語を勉強していますか」という質問をする場合、
How long do you study English ?
という方がいますが、これは正しい聞き方ではありません。

時間の長さを訪ねる場合には、完了形を使いますので、
How long have you been studying English ?
となります。

もう一つの例です。

ある会社の人が
「仕入れ先が決まっていなければ、うちに仕事をまわしてください」
という文章を

「If you don't decide … 」と英訳していましたが、これだと、
(仕入れ先を決めないのなら…)
となってしまい、あとの言葉とつじつまが合いません。

この場合は、現在完了形で「If you haven't decided …」
(もし仕入れ先が決まっていないのなら、…)
とするのが正解です。

文法も一つ一つやっていくと、結構、面白いものです。
しっかり納得して覚えたものは、きちんと頭の中に入りあとあとまで記憶に
残るものです。

2013年3月12日火曜日

「虹」をあなたはどう説明しますか?

南の国では5~7月あたりが夏で、そしてwetシーズンになるのですが、
日本のように雨が一日中じめじめと降り続いているというわけではあ
りません。

よく聞く「スコール」というもので、突然やってきて大量の雨が降り、
突然去っていくという感じに近いです。

天気が良くて暑い状態のときに、少しだけ風が出てきて、遠くを見ると
真っ黒な雲が見えます。

そして風が徐々に強まってきて、先ほどの黒雲がぐんぐん近づいてきま
す。

風はさらに強まり、そしてあたりが急に真っ暗になり、雨が降り出して
きます。ポツポツから徐々にザーっとなり、そのうちバシャー!!!と
なります。

それこそバケツをひっくり返したような降り方です。地上では大量の雨
が低い場所に流れこんで、あっという間に川のようになってしまいます。

そして・・突然去っていきます。あたりはサーっと明るくなり、また日が
照ってきます。

そのときにときどき虹が見えることがあります。

もしもそのときに「虹」という単語が出てこなかったなら、
あなたはどう説明するでしょうか?
                                                (前置きが長くてすいません!)


今回はもう一度、どういう順で説明した方がよりわかり易いか、復習を
兼ねて考えてみましょう。


■考える順は
第1文を言ったときに、相手はあてもない部分から、ある範囲のことに
絞れるようになることが理想的です。

・「傘」  の場合 → 雨が降ったときに使う器具
・「三脚」の場合 → 写真を撮るときに使う器具
・「洗剤」の場合 → 洗濯をするときに使う薬剤

このように説明した場合は、簡単な1文で説明しただけですが、かなり
対象の範囲が絞れるのではないかと思います。

そうすれば、「虹」の場合はどうなるでしょうか?

例:
「雨が降ったあとに、ときどき起こる自然現象です」

で、どうでしょうか?

もしも「起こる」がわからなければ「発生する」とか、「現れる」でも問題
ないでしょう。

あるいは、
「雨が降ったあとに、その境界に起こる自然現象です」

などど言った場合、今度はその「境界」という単語が出てこなくなる
可能性があります。

ですから、できるだけシンプルな単語でシンプルに言うのが良いと思い
ます。

できるだけ一息に説明したいところですが、1文を簡単にして素早く話
せるようにしたいので、あえて3つの短文で説明しようとしています。

会話レベルが上がったなら、関係代名詞などを使って、1~2文で説明
すれば良いでしょう。


■表現例
結局、考えなおした結果は、次のようになりました。
だんだん絞り込んでいくようにしましたが、3文目は「機能」ではなく
「特徴」になりました。

・We can sometimes see in the sky after it rained.
 雨が降ったあと、ときどき空に見ることができます。

・It is a natural phenomenon.
 それは自然現象です。

・It is an arch of seven different colours.
 それは7つの異なる色のアーチです。


■答え
rainbow [rain・bow]  レインボー:虹

英英辞典:
 It is an arch of different colours which you can sometimes see
 in the sky after it rained.

直訳:
  それは異なる色のアーチです。あなたが時々見ることができる。
 空で。雨が降ったあと

2013年3月10日日曜日

「万歩計」を簡単に説明してみよう!

最近は健康ブーム。

海外の友人との会話の中でも、よくヘルシーメニューとかダイエット
の話が出てきます。

オンライン英会話レッスンの中でも、たびたび
 「何か健康に良いことやってる?」

と聞いたり、あるいは聞かれたり。

朝、ウォーキングをやっているという話から、消費カロリーの話にな
り、「万歩計」について話そうとしてその単語が出てこなかったとし
ます。



さて、あなたならどう説明するでしょうか?


■説明の仕方を考える
前にもご説明したように、広い部分から小さい部分、そしてその機能
や特徴というように説明した方が、わかり易いかと思います。

それでは説明のポイントに従い、文の構成を考えて見ます。

1)どんなときに使うものか?(範囲)
       ↓
2)何でできているのか?  (スポットの情報)
       ↓
3)何のためのものか?   (機能)

という順です。


■答えの一例
わたしの答えは次のようになりました。


1)どんなときに使うものか?(範囲)

  ⇒ ウォーキングをするときに使うもの
      I use it when I go for a walk.

2)何でできているのか?(スポットの情報)

  ⇒ それは装置です。
      It is a device.

3)何のためのものか?(機能)

  ⇒ わたしの歩数を記録することができます。
      It can record the number of my steps.


この3つの項目について、できるだけ簡単な文で、素早く説明するよう
に練習するのが良いと思います。

余裕のある方は、2と3を関係代名詞で繋いで話すのも良いでしょう。
 It is a device which can record the number of my steps.

でもわたしは、関係代名詞の組み立てを頭の中で考えながら話すより、
簡単な文ではっきりした声でスパッ、スパッ、スパッと言う方がわかり
易いと思います。

アジアの非ネイティブの国では、相手の英語レベルも必ずしも良いとは
限りませんので。

また、英文法の正しい長文で長々と話すよりも、片言の英語を歯切れ良
く並べた方が、はるかによく通じたという例もよく見ています。

まずは通じる話し方をすることですね!


■答え
pedometer 〔pe・dom・e・ter〕 ペドメータ・万歩計

英英辞典:
  It is a device for recording the number of steps taken in walking.

直訳:
  それは装置です。数値を記録するための。歩くときに掛かる歩数の。

2013年3月7日木曜日

出てこない単語「洗剤」を説明するやり方

今日も説明力アップのための練習をします。

ある場所へ旅行へ行き、手持ちの下着を全て使ってしまいました。
もう明日の分はないので、使ったものを夜のうちに洗って干しておく
必要があります。

しかし、ホテルの部屋には洗剤がありませんし、自分でも持ってきて
いませんでした。仕方がないのでホテルのフロントに行き、洗剤を売
っている場所を尋ねようとして、「洗剤」の単語が出てきませんでし
た。

さて、どう説明するでしょうか?

説明の仕方はいろいろあると思いますが、広い部分から小さい部分、
そしてその機能や特徴といったように、広いほうから狭い部分に向け
て説明した方が、わかり易いのではないかと思います。

それでは前回同様、説明のポイントに従い構成を考えて見ます。

1)どんなときに使うものか?(範囲)
       ↓
2)何でできているのか?  (スポットの情報)
       ↓
3)何のためのものか?   (機能)

という順に考えて見てください。


■わたしの答え
わたしの答えは次のようになりました。
これで相手は一発でわかってくれますかね?

まあ簡単な例なので、1)と3)の単語ですぐにわかるでしょうね。


1)どんなときに使うものか?(範囲)

  ⇒ 洗濯をするときに使うもの
      We use it when we do the laundries.

2)何でできているのか?(スポットの情報)

  ⇒ それは化学物質で、普通、粉か液体です。
      It is a chemical substance, 
      usually in the form of a powder or liquid.

3)何のためのものか?(機能)

  ⇒ 服の汚れを落とすためのもの
      It is used for washing clothes.


■答え
  detergent [de・ter・gent]  デタージェント:洗剤

  英英辞書:
  It is a chemical substance, usually in the form of a powder
   or liquid, which is used for washing clothes or dishes.

【直訳】
  それは化学物質です。通常、粉または液体の形で、
  それは服または食器を洗うために使われます。


2013年3月4日月曜日

いま自分に必要な会話力アップ法

ある日本人の体験談で、ネイティブの友人ができたので、いろいろと日本
のことを教え、あちこち案内し面倒みているうちに、英会話が話せるように
なった・・という話を聞きます。

最初はさほど英会話ができたわけではないのですが。

■より良い英語勉強法
片言で話すことから始まり、自分でも少しずつ勉強し相手からも教えても
らったりしているうちに、レベルがグンと上がっていったのですね。

こういうやり方で英会話の練習をしていけたら、本当に理想的ですよね。
しかし一般の人はなかなかそういうわけには・・・。

最初は思っていることを上手に説明できたわけではないはずです。
下手な英語で何とか相手にわかってもらおうと、いろいろ苦労しながら
工夫して説明しようとしたはずです。

わたしはそのことがその人の英語レベルを上げることに対して、すごく効
いているのではないかと思っています。

■いま必要な会話力アップ法
ということで、前置きが長くなってしまいましたが、相手に言いたいこと
を、別の単語を使って説明していくことができるようになれれば、同じよ
うに自分の英語レベルを上げることがきっとできると思っています。

いまは、これがわたしの会話力を上げるために必要な、一つのやり方であ
ると感じています。

普段、旅先で相手の前に電子辞書を出して調べる・・ということは、あま
りやりたくないと思っています。なので、今はこの説明力をアップさせる
ためのことを、しっかりやってみようと思っています。

        一度電子辞書を使い始めると、言葉を替えて相手に説明すること
        はせずに、いつでも安易に辞書を引っ張り出したくなるようにな
        るため。

■例題
いま夫婦で海外旅行に来ており、記念写真を撮ろうと考えています。
二人並んで写真を何枚も撮りたいので、三脚を買おうと決心をしました。

フロントへ行って売っている場所を聞こうとして、「三脚」の単語がどう
しても出てきません。

ここであなたはどうやって説明するでしょうか?



前回の説明のポイントに従い、構成を考えて見ます。
わたしの答えはこのようになりました。


1)どんなときに使うものか?(範囲

  ⇒ 写真を撮るときに使う器具
      We use it when we take pictures.

2)何でできているのか?(スポットの情報

  ⇒ 金属製で3本の足がついている
      It is made of metal and has three legs.

3)何のためのものか?(機能

  ⇒ カメラを支持するためのもの
      It is a instrument for supporting a camera.


■英単語  : tripod

■英英辞典:
・a three-legged stand for supporting a camera or other apparatus
・three-legged object used to support a camera, telescope, etc.




2013年3月2日土曜日

会話力アップのために必要な4つの訓練

オンラインレッスンをやってきて、日常会話はほとんどストレスなく
話せるようになりました。

やり始めた2010年のときも、特に海外に行ったときに問題なく話せて
いたのですが、オンラインレッスンのときは、ストレスを感じていました。

緊張していたと言ったほうが、当たっているかも知れません。

レッスン開始の直前は、ストレスのため(今日は止めようか・・)など
と考えたものです。

しかし2年半以上やってきて、いまはほとんどストレスはありません。
(今日はどんな会話をしようか)とか
(今日の先生はどんな人かな?)ということを、考えたりしています。

おそらく初級はずい分前に卒業することができていると思うのですが、
まだまだ課題があることも認識しています。

■最近の課題は
一つは、話の間に「あーー」「えーー」が多いこと。
相手の方もかなり聞き苦しいだろうなと思っています。

二つ目は、できるだけ間が空かないでテンポ良く話そうと心掛けて
いるため、すぐに文型と主語は言うのですが、それ以降が考えながら
話しているため、モタモタしてたりすることです。

もう少しスパッと言えるようになりたいのです。

そのためには、

①すぐに言いたいことをまとめれるようにする
②文型、単語、フレーズがすぐに出てくるようにする
③瞬間英作文の練習をする
④出てこないときは、すぐに別の表現などで言い替えて話せる
   ようになる
です。

■今後の取り組みは
すぐにできることは、まずは②かと思います。

これは短期間で一気に、というものでもありません。
コツコツと増やしていくしかないと思っています。

・1日1単語
・1ヶ月1構文

を頑張り続けます。

ただ暗記するというのでは楽しくないので、NHK英語ニュースや
SIM ENGLISHの中から、覚えたい単語をピックアップして、話題や
センテンスにくっつけて覚えていくようにしています。

そして③ですが、過去何度かやってきたのですが、いつも3週間坊主
というような状態です。もう少し楽しくできて続けられるやり方を考えて
みようと思っています。そして実験を・・。

■一番望んでいることは
いま一番興味をもっているのは④です。
この説明力をアップさせることを、当面取り組みたいと思っています。

例えば、
旅行中にあるホテルに泊まっていて、外出しようとしたら雨が降って
いて、傘が必要になりました。

そこでフロントサービスの人に傘を貸して欲しいと言おうとしたとき、
その「傘」の単語が出てこなかったとします。

これは香港で実際にあった話ですが、そのときあなたはどうする
でしょうか?

1)絵を描いて説明する?
2)ジェスチャーで説明する?
3)外を指さして「雨」と言って、相手の理解を待つ?

それとも・・・


"umbrella" 〔um・brel・la〕 アンブレラ:傘



1)どんなときに使うものか?(範囲
  ⇒ We use the goods when it is rainning.

2)何でできているのか?  (スポットの情報
  ⇒ It consists of a long stick and some frames and thin cloth.

3)何のためのものか?   (機能
  ⇒ It protects us from the rain.

と言う感じでやれるように・・なりたいのです!